グリーフワークを正常に歩むことができずに、いつまでも特定の状態にとどまる場合があります。いつまでもその症状が現れたり、うつ病になってその先の段階に進めなくなったり、故人が戻ってくると考えて、現実を受け入れなかったり、故人のもとへ行こうと自殺をしようとしたりすることがあります。
これは、逆にグリーフワークが正常に行われていないのです。まったく何事もなかったかのように振舞う人もいますし、死を喜んで受け入れるように見える人もいます。しかしながら、これは悲嘆の感情を自分で内的におさめ人にそのそぶりを見せないように隠しているだけで、いつか、それが増幅した形で現れることがあります。悲嘆の反応は抑圧せずにそれを受け入れ現わす必要があります。
また、他人に対する怒りなどが積み重なり、人間関係が正常に営めなくなるような、ゆがんだ悲嘆に陥る場合もあります。
病的な悲嘆に陥りやすい例は、突然の死、自殺、他殺、事故による死別などの場合です。これらは、遺族に大きなショックを与えるため、正常なグリーフワークを歩めない危険性が増すのです。
加えて、自分が強く信頼していた相手や、特別愛していた子供などの死別の場合にも異常な反応を生みやすくなります。
病的な悲嘆に陥った遺族には、専門医によるカウンセリングや、薬物療法などが必要になります。
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